二階堂が激闘の末連覇 和歌山日曜野球秋大会

連覇を果たした二階堂
連覇を果たした二階堂

和歌山日曜野球会(大道眸運営委員長)第56回秋季大会(本紙など後援)の準決勝と決勝が1日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場であり、決勝では延長10回タイブレークの末に二階堂が焼鳥おおつきを4―3で破り、連覇を果たした。

準優勝の焼鳥おおつき
準優勝の焼鳥おおつき

◇決勝

二階堂
焼鳥おおつき

(10回タイブレーク)

 ◇準決勝

Panthers
焼鳥おおつき ×
二階堂
神風

二階堂が21チームの頂点に立った。決勝は初回から動いた。二階堂は2死一、二塁の好機で中岡が三遊間を破り1点を先制する。対する焼鳥おおつきは暴投ですぐさま同点に追い付き、内野ゴロの間に2点目を挙げて勝ち越した。

1点を追う二階堂は3回、無死一、三塁として中岡の2打席連続となる左前適時打で試合を振り出しに戻した。

以降9回まで、試合は0行進する。二階堂は先発の北野、焼鳥おおつきは4回から継投した大江が走者を背負いながらも要所を締めた。

タイブレーク(無死一、二塁)に入った10回、二階堂は悪送球の間に1点を挙げて均衡を破り、なおも1死二、三塁で小澤の左犠飛で4点目を挙げた。2点を追う焼鳥おおつきは押し出し四球で1点差に迫ったが、届かなかった。

最優秀選手賞に選ばれた二階堂の北野蛮投手(25)は「二階堂が負けることはない。やってやった。疲れたけれど投げ切れた。みんな大好き」と笑顔。敢闘賞を獲得した焼鳥おおつきの大江宏典投手(27)は「準優勝は悔しい。もう少し練習して春は優勝します」と話した。

優勝、準優勝チームのメンバーは次の皆さん。

【二階堂】代表者=村田将▽監督=古川光浩▽主将=北野蛮▽選手=古川勢真、井上芳己、小林奏斗、嶋田奉洋、栁本健登、北村晟良、谷口力哉、神南宥汰、宮本雄弥、村田将、小澤海斗、坂本拓未、髙尾翼、藤岡尽、中岡玲大

【焼鳥おおつき】代表者=濱田壽輝▽監督=西智史▽主将=小西竜太郎▽選手=山田光一郎、山下亮介、大江宏典、武田和真、川畑裕亮、木野有輝、北嶋陸、中平椋介、平岡実、谷正人、西雅史、山田智博、時本敬佑、大倉啓人、西中成哉喜多宙斗、平岡真吾、小西直登、吉中勇人、高瀬大地、識田京介▽マネジャー=西ともこ、小西さき、山田いさこ