オール県庁で課題解決を 知事が仕事始めで訓話

幹部職員らに訓示する岸本知事㊨
幹部職員らに訓示する岸本知事㊨

官公庁や事業所の多くは6日に仕事始めを迎え、2025年の業務をスタートさせた。和歌山県は県庁正庁で仕事始め式を行い、岸本周平知事が本庁の部長・次長級の幹部職員ら45人を前に訓話した。

岸本知事は新年の県庁の業務の在り方について、「オール県庁でもう一段ギアを上げたい」と述べ、大阪・関西万博や熊野白浜リゾート空港の滑走路延伸などの課題を例に、担当課だけでなく、全部局で何かできることはないかを検討し、県庁が一丸となって取り組みを進めることに意欲を示した。

さらに、「幸せに正月を迎えられる人ばかりではない。本当に困っている人たちに寄り添うのが私たちの仕事だ。寄る辺のない人を助けることのできる公務というセクターに私たちはいる。公務員であるということが何を意味するのか、もう一度全庁で議論したい」とし、知事としては県庁の職場環境や待遇の改善を進め、「多くの人が県庁を目指すような職場をつくっていく」と話した。