ことしは黄金の笹飾りも 「えべっさん」準備進む

願いを込めて笹飾りを制作
願いを込めて笹飾りを制作

和歌山市吉田の東の宮恵美須神社で、商売繁盛や家内安全を祈願する「十日戎(えびす)」(9~11日)に向けての準備が進んでいる。

十日戎は「えべっさん」として親しまれる新年行事。9日に「宵戎」、10日に「本戎」、11日に「残戎」が行われる。

笹飾り約8000本、熊手や招福俵など約2万本に加え、ことし初めての試みとして金色のきらびやかな笹飾りや木の船約1000本などを用意。

準備作業はことしで8年目だという山本美知子さんは「皆さんに福が届きますように願いを込めています」と言い、笹飾りを慣れた手つきで完成させていた。

同神社の中野孝司代表役員は「毎年たくさんの人が参拝してくださり、御利益をもらっている。ことしも多くの人の参拝をお持ちしております」と呼びかけている。

十日戎では、神職が日本刀を手に持ち、悪を払って福を呼び込む「悪斬(あくぎり)の舞」などを執り行う。さらに、旅行クーポン7万円分や豪華景品が当たる福引きもある。