事業者に寄り添い支援 県経済団体連合会が賀礼会

鏡開きで新春を祝う経済5団体の代表ら
鏡開きで新春を祝う経済5団体の代表ら

和歌山県内経済5団体で構成する県経済団体連合会は8日、和歌山市友田町のホテルグランヴィア和歌山で2025年の新春賀礼会を開き、県政財界から出席した約380人は、県経済の発展に向けて結束を確かめた。

同連合会は、県商工会連合会(植田英明会長)、県中小企業団体中央会(玉置篤会長)、県商工会議所連合会(竹田純久会長)、県経営者協会(田中俊一会長)、和歌山経済同友会(田谷節朗・原口裕之代表幹事)の5団体で構成されている。

連合会を代表してあいさつした植田会長は、中小企業・小規模事業者を中心とする県経済の現状について、原材料やエネルギー価格の高騰、増大する人件費を適正に価格転嫁できず、収益が圧迫されることなどにより、経営環境は厳しさを増していると指摘。「地方創生の実現は、経済を支える中小企業・小規模事業者の隆盛なくしてなし得ない。国の多岐にわたる支援策を着実に届け、かせぐ力を高めていくため、今こそ経済5団体は個々の事業者に寄り添い、きめ細やかな支援を行う伴走者として、これまで以上に重大な役割を担っていかなければと思いを強くしている」と述べた。

来賓として岸本周平知事や県選出の国会議員があいさつしたのに続き、5団体の代表が鏡開きで新春を祝い、尾花正啓和歌山市長の音頭で乾杯した出席者は、食事を交えて和やかに歓談した。