寒空の下たくましく 地蔵の辻の早咲き桜が開花

早くも開花した早咲き桜
早くも開花した早咲き桜

和歌山市中之島の国道24号沿いの早咲き桜が、早くも開花。未明に2・7度まで冷え込んだ9日の午前には、5輪ほどを確認できた。

地蔵の辻交差点から西方約100㍍にあるカンヒザクラ(寒緋桜)の雑種とみられる1本。1976年に緑化推進の一環として県工場環境緑化協会が植樹した桜で、毎年2月末ごろに満開を迎える。

周辺を通行していた4人は開花した桜を見つけると「えー、すごい」「かわいい」などと笑顔だった。同市の豊村悠子さんは「寒空の下、一生懸命にきれいにたくましく咲いていて感動します」と話していた。

県植物公園緑花センターの職員によると「例年早く開花する木。特別ことしが早いというわけではないが、紀北ではかなり早い開花となる」という。