北山村のじゃばら飲料　カゴメが期間限定で販売

カゴメ㈱は、和歌山県北山村特産のかんきつ類のじゃばらを使用した飲料「野菜生活１００和歌山じゃばらミックス」の販売を開始するにあたり、１０日に県庁を訪問。岸本周平知事らに商品をＰＲした。

カゴメと県は２０１９年、県内農産物の加工品販売や健康増進に関して共に取り組む包括連携協定を締結。その一環として開発し、紀州梅、有田みかんに続く３商品目。

新商品は１４日に発売し、３月中旬までの期間限定。全国のスーパーマーケットなどに並び、想定価格は１３０円前後で販売本数は約８４０万本。同社によると、酸味の後にほんのりとした苦みを感じるじゃばらの爽やかな味わいに仕上がっているという。

じゃばらは北山村原産の香酸かんきつ。２１年の県内収穫量は１４２㌧と全国の約８割を占め、日本一を誇る。

この日、同社取締役常務執行役員の小林寛久さん、執行役員大阪支店長の伊藤幸之助さんらが訪庁。試飲した岸本知事は「この風味を出すのに試行錯誤したと思う」と感心し、「飲みやすいのに、じゃばらをきちんと感じる」と評価した。

１４～１７日の午前１１時から午後１時半までの間、県庁北別館１階の「きいちゃん食堂」では、「たっぷり野菜！トマトソースのうめぶたポーク定食」などに同商品をセットで販売する。