全身全霊で日本一へ 小久保監督の激励会に300人
和歌山市出身で、プロ野球・福岡ソフトバンクホークスを4年ぶりにパ・リーグ制覇に導いた小久保裕紀監督(53)の祝賀会と新春激励会が13日、同市のダイワロイネットホテル和歌山で開かれた。岸本周平知事、尾花正啓市長、後援会や星林高校硬式野球部OBら約300人が集まり、小久保監督を祝った。
小久保監督は市立砂山小学校、西和中学校、県立星林高校出身。自分を育てた和歌山への恩返しとして、毎年地元で「小久保裕紀杯学童野球大会」を開いている。
会では元阪神タイガースヘッドコーチで星林高校の先輩にあたる松井優典さんが「和歌山市出身で日本一になった監督はまだいない。第1号となることを期待している」と激励。尾花市長は「これからも子どもたちの憧れとして、また和歌山市民の希望の星として活躍してほしい」とエールを贈った。
小久保監督は「ことしは和歌山出身の監督が3人。これは歴史的にも珍しいシーズン」と話し「和歌山出身初の日本一監督になることは大きな目標。自分はたった1回しか勝っていない。しかも日本シリーズは負けている監督なんでその辺をしっかり見つめ直して全身全霊で戦い、皆さんに良い報告ができるよう頑張ります」と決意を語った。