三が日の入場過去最多 和歌山城天守閣

入場者でにぎわう和歌山城天守閣(1日)
入場者でにぎわう和歌山城天守閣(1日)

和歌山市は16日、三が日の和歌山城天守閣に7895人が入場し、2010年以降で最多となったと発表した。

10年以降の来場者数は4000~6000人台で推移し、従来の最多来場者数は、コロナ禍前の18年の6631人。コロナによる入場制限がなくなり、24年は5859人まで回復しており、ことしは好天に恵まれたこともあり、さらに入場者が増えた。

市は昨年11月から、和歌山城公園でライトアップイベント「和歌山城~光の回廊~」を行い、大みそかから元日の朝にかけては正月特別バージョンの演出を実施。同月には将棋界最高峰のタイトル戦「竜王戦」が和歌山城ホールで行われ、全国に市の情報が発信されたことなども、入場者数アップを後押ししたものと市は見ている。

尾花正啓市長は「和歌山城は和歌山市のシンボルであり、市民には安らぎの場として利用してもらい、観光客にも訪れてもらいたい」と話した。