西平さん講演 非行に向き合う親たちの会が企画

わが子の非行と向き合う親たちの会「おりづるの会」(石橋美枝代表)は2月22日午後2時から、信州そば・うどんの飲食店などを展開する㈱信濃路の西平都紀子会長を講師に迎え、「和敬喜心を心に経営」と題した学習会をフォルテワジマ6階地域フロンティアセンターC会議室(和歌山市本町)で開く。

おりづるの会は、子どもの非行に悩む親が、京都の「子の『非行』に悩む親たちの会」の集会などに参加する中で、和歌山でも親たちの会が欲しいとの思いから、2002年6月に第1回の集会を開き、以後、月に1回のペースで思いを出し合う会を続けている。

西平さんは10代の頃、父親と不仲で家出を繰り返し、高校を3カ月で中退。日中はアルバイト、夜は暴走族という生活を送っていたが、18歳の時に「今のままではいけない」と思い、その後、父親が経営する信濃路の仕事を手伝い、1995年に社長に就任。刑務所の出所者らを雇用する協力雇用主として更生を支援し、2016年から出所者に住居や仕事などを提供する「職親プロジェクト」を立ち上げるなど、再犯を防ぐ活動を続けている。

同会は「西平さんの貴重な経験から学ぶことは大きいと思います。一緒に耳を傾けてみませんか」とメッセージを寄せている。

参加費は無料。定員は30人。

申し込みなどは同会の世儀さん(℡090・4280・3495)、石橋さん(℡090・1140・1499)。