自転車ロードレース 和歌山城周辺で初開催へ

ツール・ド・熊野はNPO法人スポーツプロデュース熊野が主催し、和歌山、三重両県にまたがる紀伊半島南部を舞台に1999年から実施しており、ことしは5月8~11日に開催。和歌山城クリテリウムは、自転車を通じた地域活性化を和歌山市にも広げようと、同NPO主催、市内の自転車を愛好する経営者らによる実行委員会が主管となって開く。
クリテリウムとは市街地の短いコースを周回して行われるレース。和歌山城クリテリウムは、和歌山城ホール前をスタート地点に、三木町交差点から汀丁交差点までの区間を折り返す全長約1・5㌔を20周する。
実行委によると、180度のコーナー2カ所と直線の高速区間を組み合わせたコース設計は、選手たちの高い瞬発力が要求され、和歌山城を望む絶好のロケーションの中、最速で時速70㌔近くにも達するスピード感と歴史的景観が融合する瞬間を体感できる。
今のところ、国内外のプロ選手を含む17チーム(1チームは6人)が参戦する予定。実行委は、来年以降の継続開催を見据え、自転車愛好者にとどまらず、幅広い人々が関わる大会を目指している。
3月4日、実行委員長の東徹さんと事務局の渡邉歩さんが市内で記者会見。東さんは「もっと多くの人に自転車への関心を持ってもらいたい。レースを見れば、自転車がこんなに速く走れるんだということを実際に感じてもらえる。観光と併せて和歌山の魅力も紹介し、地域の活性化につながればと思っている」と話した。
ボランティアは、コース内に人や車が侵入するのを防ぐ交通立哨員として100人程度を募集。18歳以上(高校生は除く)なら誰でも参加できる。応募はフォームから。3月31日締め切り。
協賛は、ゼッケンへの商標掲載、大会ポスターへのロゴ掲載など、金額に応じた特典がある。
問い合わせは実行委員会(メールwakayamacriterium@gmail.com)。
