南海と銚子電鉄結ぶ 記念ヘッドマーク掲出

出発式で披露されたヘッドマーク(南海電鉄提供)
出発式で披露されたヘッドマーク(南海電鉄提供)

南海電気鉄道(岡嶋信行社長)と、千葉県を走る銚子電気鉄道(竹本勝紀代表)は、南海電鉄2200系一般車両の引退と銚子電鉄22000形2編成目の運行開始を記念した同デザインのヘッドマークを掲出して走ることとなった。

デザインは、2025年春に引退する南海電鉄から、同春に運行開始する銚子電鉄へバトンがつながるイメージで南海電鉄の車両の後部と、銚子電鉄の正面をデザインした。

南海電鉄2200系車両は、同春に全て引退するが、銚子電鉄では旧南海2200系が銚子電鉄22000形観光列車として生まれ変わり、4月1日から運行を開始する。

銚子市の産業であるしょうゆ文化は、和歌山から伝わったとされ、また両県には共通の地名が多く、古くから結び付きがあることからデザインには「もっと『なんかいいちょうし』」にしたいという思いが込められた。

デザインを担当した関西工機整備㈱の担当者は「両地域の人々の交流が活発になることを願って大きな輪の中に太平洋を抱かせました」という。

南海電鉄は、13日まで2200系に掲出し、高野線(汐見橋駅~岸里玉出駅間)、高師浜線、多奈川線区間を運行。銚子電鉄は全線で、4月1~19日に22000形に掲出する。

記念ヘッドマーク(南海電鉄提供)
記念ヘッドマーク(南海電鉄提供)