盲導犬の育成支援 アゼリアRCが募金呼びかけ

和歌山アゼリアロータリークラブ(RC、西出隆一会長)は、和歌山市のJR和歌山駅で盲導犬育成資金を募る街頭募金活動「ワンワン基金街頭募金」を実施。会員やボランティアら約20人の他、慶風高校(紀美野町)の奉仕団体「インターアクトクラブ」の生徒3人が、駅利用者に募金を呼びかけた。
盲導犬1頭の育成費用は500万円以上と高額であり、その費用の多くが寄付で賄われていることなどから、同団体は2005年から同様の活動を実施。寄付金は全額、大阪府の社会福祉法人日本ライトハウス盲導犬訓練所に贈られる。
この日は、視覚に障害があり、盲導犬と共に生活する宮地良和さん(75)も盲導犬と一緒に参加。「昔はバスに乗るのを断られることもあったが、今は理解がだんだん深まってきたし、親切な人が多くなった」と話し、さらに暮らしやすい社会になることを願っていた。
西出会長(64)は「盲導犬が足りていない状況で盲導犬を待っている人に一頭でも多く届けたい。そして、より安全な社会にしていきたい」と話していた。