高校生対象に麻雀体験会 7月12日に御坊市で

プラスチック製品や麻雀用品を製造する大洋技研㈱(和歌山県御坊市島)は7月12日午後3時から、同社で県内在住の高校生と高専生を対象に初心者大歓迎の麻雀無料体験会を開く。
同市は麻雀関連用品の製造が盛んで、麻雀の全国大会が開かれるなど、地域を挙げて、麻雀でのまちおこしに取り組んでいる。
高校生など、麻雀店に出入りできない人々にも面白さや魅力を伝えたいと、同社職員ら4人が3月、高校生対象の麻雀施設を作るプロジェクト「AMOS競技麻雀倶楽部」を発足した。同会はその一環となる。
15~18歳の学生が対象で、3時から全自動麻雀卓を使い、1卓ごとに講師が付き添う「プロ雀士がルール説明」がある。続いて、初心者・経験者・上級者にクラス分けしてプロ講師がサポートする「リアル麻雀をやってみよう」、4時45分からはオリジナル麻雀牌(パイ)抽選会。初心者向け書籍や麻雀牌キーホルダーのプレゼントもある。
県在住のプロ麻雀士、井村憲吾さん(33)がゲスト講師として来場する。井村さんは、東京大学工学部卒業。現在、和歌山市で塾を運営しながら、「伊香保太郎(通称・イカ先生)」の名前で日本プロ麻雀協会に所属し、プロ雀士としても活動している。
井村さんは、「麻雀には初対面の人とでも心を通わせる不思議な力があり、仲間と一緒に頭を使って楽しむ時間は、きっと新しい扉を開く鍵になるはずです。麻雀を架け橋に新しいつながりを一緒につくりましょう」と呼びかけている。
プロジェクトマネージャーの神戸夢乃さん(33)は「麻雀は頭の体操になり、今は老若男女に人気が出てきている。悪いイメージを払拭し、地域の方々にもご協力いただき、競技麻雀として広く知ってもらいたい」と話している。
参加希望者は電話(℡0738・22・3551)かこちらから申し込む。締め切りは30日午後5時で定員は先着20人。問い合わせなども同。