紀の川市の魅力凝縮 合併20周年記念切手完成

完成した切手を紹介する岸本市長㊧と葛原統括局長
完成した切手を紹介する岸本市長㊧と葛原統括局長

和歌山県の紀の川市は市内の郵便局と連携し、合併20周年を記念するフレーム切手を作製。8日、市役所で完成披露会を開き、岸本健市長と、日本郵便㈱の葛原良昭紀北地区連絡会統括局長が出来上がった切手をお披露目した。

同市と市内の郵便局は、地域活性化を目的に2019年に包括連携協定を締結。郵便局が持つ地域ネットワークを活用し、見守り活動など連携した取り組みを行っている。

記念フレーム切手は、両者がアイデアを出し合って共創。市の20年の歩み、長く愛されてきた風景や文化、未来に残していきたい魅力を表現しようと、若手職員5人ずつが集まり、写真を選出した。粉河祭、桃源郷、紀の川市民まつりの花火、貴志川線のいちご電車など9枚の写真と、20周年の記念ロゴがセットになっている。

料金は1800円。12日から同市内の郵便局16カ所と郵便局のネットショップで販売する(限定300部)。

また、20周年を記念した小型記念日付印も作製。五つの印を集めると記念品がもらえるスタンプラリーを実施している。

岸本健市長は「市の魅力を再認識してもらえるきっかけになることを願っている」、葛原統括局長は「この切手が多くの人の手に届き、魅力と思いが伝わってほしい」と話した。