世界陸上、仏代表の合宿始まる 公開練習も

紀三井寺公園陸上競技場に横断幕を掲げ、フランス代表チームを歓迎
紀三井寺公園陸上競技場に横断幕を掲げ、フランス代表チームを歓迎

9月13日に東京で開幕する世界陸上選手権大会に向け、事前合宿を和歌山市毛見の紀三井寺公園陸上競技場で行うフランス代表チームが5日、和歌山に到着した。同競技場には「ようこそ和歌山へ」と日本語とフランス語で書かれた横断幕が掲げられ、選手たちを歓迎。合宿は10日まで行われる。

県担当者によると、代表チームは、パリのシャルル・ド・ゴール国際空港から現地時間3日午後1時半(日本時間同日午後8時半)に出発する予定だったが、航空機の機材メンテナンスのため大幅に遅れ、現地時間4日午前10時半(日本時間同日午後5時半)にようやく離陸。約21時間遅れでの出発となった。

チームは5日午前5時56分(日本時間)に関西国際空港に到着し、その後午前8時ごろ県内のホテルに入った。

当初は5日の午前から同所で練習を予定していたが、移動の遅れや天候不良もあったため全体での練習はなく、午前中はケビン・キャンピオン選手ら3人が競技場に姿を見せた。同所で午後4時半から歓迎セレモニーがあり、午後5時からは公開練習が行われた。

フランス代表の同所での合宿は3回目で、07年の大阪世界陸上、08年の北京五輪以来。今回は、県が事前合宿候補地としてエントリーしたところ、フランス陸上競技連盟が設備の充実、静かな環境、移動の利便性などを評価し、決定した。

公開練習は午前9時~午後0時半、午後5~8時に見学が可能(予定、10日は移動日)。