立憲県連新代表に山路氏 野田氏が参院候補取り下げ陳謝

立憲民主党和歌山県連は15日、第5回定期大会を和歌山市の和歌山城ホールで開き、山路恭世新代表(同市議)ら新役員を決定した。党本部からは野田佳彦代表が出席し、7月の参院選和歌山選挙区での候補者取り下げについて陳謝した。
県連の新役員は、代表の山路氏の他、幹事長に前九度山町議の井上崇氏、副幹事長に人権NGOスタッフの要友紀子氏らが就任。副代表には参議院挙区第1総支部長の村上賀厚氏が再任され、前代表で和歌山市議の山本忠相氏は相談役となった。
山路氏は就任にあたり「和歌山で働く人たちの環境を変えないといけない。皆さんの声をしっかり届けられる新体制にしていきたい」とあいさつした。

野田代表は講演で、日本維新の会との候補者調整により、参院選和歌山選挙区に擁立していた村上氏を6月に取り下げた党本部の決定について、「落胆させてしまい申し訳ない」と県内の支援団体、党員らに頭を下げた。
また、ガソリン税の暫定税率廃止、食料品の消費税率ゼロなどの実現に向け、政府に対応を迫る意欲を示した。
大会終了後に記者団の取材に応じた野田代表は、自民党総裁選後の首相指名選挙について、「前回の反省点は『私に首班指名をお願いします』というやり方が良くなかった。虚心坦懐に、『どうやって首班指名に臨みますか』というところから協議すべきではないか」と述べ、野党間で協議を行う姿勢を示した。