1区に林元氏が出馬表明 参政党が時期衆院選で擁立

参政党は、次期衆院選の和歌山1区に党県連会長で訪問看護会社役員の新人、林元政子氏(51)の擁立を決定し、18日に和歌山市内で立候補表明の記者会見を開いた。
林元氏は有田市出身、和歌山市在住。県立耐久高校、和歌山看護専門学校を卒業し、訪問看護の会社を運営。参政党が全国で躍進した7月の参院選で和歌山選挙区に立候補し、3位の8万7328票を獲得している。
会見で林元氏は、和歌山の政策課題として農業の衰退や担い手の高齢化への対策を挙げた。農協の株式会社化や農林中央金庫の民営化に反対するとし、これを許せば、海外への資金流出など、郵政民営化と同様の弊害が起こるとした。中小零細企業や個人事業主を守るための政策として、消費税の減税なども訴え、「選挙を通じて問題意識を県民と共有したい」と述べた。
次期衆院選和歌山1区への立候補表明は林元氏が初めて。1区には自民党の山本大地氏、日本維新の会の林佑美氏の現職2人の出馬も見込まれている。