流派を超え花きらめく 和歌山文協華道部が作品展

和歌山文化協会華道部(谷口麗甫部長)主催の生け花展、第43回「花のきらめき展」が26日、和歌山市七番丁の和歌山城ホール1階展示室で始まった。
28日まで。九つの流派で活動する54人が流派を超え、1人席から4人席までの40作品を出展。初日に行われた開会式で同協会の南垣内泰甫副会長は、「流派は違っても作品を通じて花の美しさを伝えるのは皆同じ。心にゆとりをもたらす時間にしてもらえたら」とあいさつし、来賓と共にテープカットで祝った。
会場にはリンドウやホオズキ、ススキなどを使った季節感たっぷりの作品から、五葉松でダイナミックに表現されたもの、マリーゴールドや千日紅をガラスの器に愛らしく生けた作品まで、個性あふれる力作が並ぶ。
海南市と白浜町にある就労継続支援の事業所「キミト☆ミライ」の利用者らが、伐採から穴開け加工までを手掛けた竹灯籠に、谷口部長がヤマゴボウなどを合わせた作品も展示している。
谷口部長は「流派を超えて刺激や学びのある展示。まずは季節感を楽しんでいただき、花からパワーや安らぎを感じてください」と話している。
午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。