万博で届ける音楽の力 HYDEさん和歌山の思い出も語る

ライブに先立ち、宮﨑泉和歌山県知事がHYDEさんと面会し、和歌山DAY出演の感謝を伝え、紀州漆器とミャクミャクのぬいぐるみを贈った。HYDEさんは記者の合同インタビューに答え、万博への思いや地元の思い出、今後の活動などを話した。
――和歌山DAYの意気込みと来場者へのメッセージ。
万博という晴れの舞台。素敵な場所でやらせていただくということで、特別なメニューを用意し盛り上げていきたい。
エンターテインメントでお客さんを盛り上げることができるのは、音楽の力だと思う。これまでの万博で一番盛り上げたい。
――ライブのコンセプトやこだわりについて。
僕のやっている音楽は激しいので、初めての方は大丈夫なのかなと心配ですが、耳なじみの良い曲を増やしながら、自分のスタンスを見てもらいたいなと思っています。一つのカルチャーだと思って見てもらえればいいかな。
――世界に向けて発信したい和歌山の魅力は。
世界遺産の那智の滝や熊野古道、空海が開いた高野山は代表的だと思う。特に高野山。武将のお墓があることはあまり知られていないのでは。食事も、海の幸から山の幸まで豊富にそろっているので、ぜひ観光も来ていただきたい。
――今後チャレンジしたいことは。
ラルクをやりながらソロなど、いろんなパターンでやらせていただいている。和歌山ビッグホエール(でのライブ)の時はオーケストラも従えてとか、さまざまなスタイルで音楽をやっています。
来年は原点に返って、オーケストラを引っ提げてのツアーを考えていまして。歌だけに集中するようなコンサートにも憧れがあるので、そういうのを来年はやりたいなって思ってます。
――和歌山の土地で印象に残っているエピソードは。
白浜の三段壁で温泉卵を初めて食べ、なんておいしいんだと思った記憶があります。
ミュージックビデオでも撮った白崎海岸は、小学6年くらいから、しょっちゅう和歌山市から自転車で行ってましたね。美しくて大好きな海です。
広川町の広川ダムにもめちゃくちゃ行ってて、ダムの支流をたどり、よくキャンプをしていた。友ヶ島でもキャンプしましたし、やっぱり和歌山は僕の青春が詰まっていますね。
――万博会場で印象に残っているパビリオは。
観光大使も務めるオーストリア館は、音楽にまつわるパビリオンで、古いピアノとかが印象に残っています。普段コンサートで使っている帽子を飾らせていただいています。
あとはイタリア。ダ・ヴィンチに引かれるんですね、才能とか。直筆のノートは本国でもなかなか見られないとおっしゃっていたので、印象に残っています。
――関西パビリオンを訪れた感想は。
(和歌山ゾーンで提供しているスイーツセットについて)たくさん入っていてどれもおいしかった。さすがだなと思った。
――県民へメッセージを。
生まれ育った和歌山で取り上げていただいて光栄です。また和歌山でコンサートをしたり、遊びに行ったりしたいなと思っています。今後ともよろしくお願いします。