地方創生の実現目指し 日本生命トークセッション

和歌山のまちづくりについて考えてもらおうと、日本生命保険相互会社和歌山支社は和歌山市七番丁の和歌山城ホール小ホールで21日、地方創生をテーマにトークセッションを開いた。県内の幅広い企業の社員や行政、一般、大学生など約200人が参加して知見を広げた。
講師として、地域活性やまちづくりが専門の和歌山大学の足立基浩副学長と、㈱ニッセイ基礎研究所の小口裕研究員を招き、同大で足立副学長の研究室「足立ゼミ」の卒業生でもあるフリーアナウンサーの川田裕美さんが司会を務めた。
開会にあたり、同支社の加賀伸正支社長が「和歌山が持つ魅力を改めてご確認いただき、和歌山の未来を共に考える実りある機会になれば」とあいさつ。小口研究員が人口減少の現状から「『縮む』の前向きな転換+ウェルビーイング」、足立副学長が「和歌山の個性を生かす+ローカルファースト」のテーマで講演した。
川田さんは、現在住んでいる東京での子育ての苦労話などを紹介し、「和歌山はポテンシャルが高いまち。改めて考える時間になりました」と話していた。
トークセッションの他、関連イベントとして同支社はこの日、同ホール隣のダイワロイネットホテル和歌山で大規模なビジネスマッチングを初めて実施した。企業PRや個別面談、「日本一明るい経済新聞」の竹原信夫編集長による講演などに約200人が参加する大規模な催しとなった。詳細は後日の特集で紹介する。


