紀の川市議選で参政党が初議席 上田さん決意新た

初当選に喜びいっぱいの上田さん
初当選に喜びいっぱいの上田さん

紀の川市議選で初の議席を獲得した参政党の新人・上田礼子さん(49)は、事務所で支援者らと初当選を喜び合った。

紀の川市の山や川、豊かな自然を外国や外資から守り抜くという決意で立候補。選挙戦では「紀の川市から日本を変える」をキャッチフレーズに、耕作放棄地や休耕地を活用した新事業の提案や、全世代が安心して暮らせるよう公共の交通インフラの整備、市独自の移動支援制度の確立などを訴えてきた。

「政治に興味のない人にも関心を持ってもらいたい」と、毎日5カ所を超える場所で街頭演説を行い、分かりやすい言葉で自身の声を届け、SNSでも連日、活動の様子を発信。演説中には「頑張りや」と声をかけてもらうこともあったといい「厳しい戦いだったが、地域の皆さまにかわいがっていただき愛のある選挙だった」と振り返った。

当選を決め「さまざまな声を頂いている中で、とにかく公共の交通インフラを整えていかなければと思っている。まずは皆さまの生活の足になる基礎から変えていきたい」。投票率を見ると、まだ関心のない人が多いと感じる。政治は生活につながるということを引き続き伝えていきたい」と話した。