切り絵ミュシャの世界展 25日からプラザホープ

横浜市の切り絵作家・倪瑞良(にいみずよし)さんの作品展「倪瑞良『切り絵・ミュシャの世界』展」が25日から30日まで、和歌山市北出島の県勤労福祉会館プラザホープ2階ギャラリーで開かれる。
西陣織国際美術館(京都市、蔦屋文二郎館長)が主催。倪さんは1949年、神戸市生まれ。洋服の仕立て業を営む両親のもと、服飾デザインの学校に進学。卒業後は切り絵に夢中になり、パリへの留学を経て、黒い紙をナイフで切り抜き、繊細な曲線を表現する現在の作風に。しなやかな曲線と美しい色彩が特徴のアール・ヌーヴォーの代表的画家、アルフォンス・ミュシャを思わせることから「切り絵のミュシャ」と呼ばれるようになった。
1㍉㍍にも満たない線を切り出して精緻に表現された大作15点、小作品15点が展示される。
また、「西陣美術織とみや織物八代目伊兵衛・倪瑞良ミュシャの世界を織る」展も同時開催。内閣総理大臣賞を受けた8代目冨家伊兵衛さんが、倪さんの作品を西陣織で織り上げた15点も並ぶ。
入場無料。午前10時(25日は午後1時)から午後5時(30日は3時)まで。
問い合わせは同美術館(℡090・3165・4325)。


