楠見西SCが連覇 新報杯ソフトボール大会

連覇を果たした楠見西SCの皆さん
連覇を果たした楠見西SCの皆さん


第17回わかやま新報杯ソフトボール大会(津村周大会委員長)は7日、和歌山市有本のせせらぎ運動公園で準決勝と決勝があり、昨年と同じ対戦カードとなった決勝では、楠見西SCが和歌山ヤンキースに6―4で勝利し、連覇を達成。24チームの頂点に立った。楠見西の優勝は4回目。

準優勝の和歌山ヤンキースの皆さん
準優勝の和歌山ヤンキースの皆さん
◇決勝
楠見西SC
和歌山ヤンキース
◇準決勝
楠見西SC
RIZE
福島WILD BEAST
和歌山ヤンキース ×

決勝でヤンキースは2回、バッテリーエラーで先制。楠見西は4回に2点を入れて試合を振り出しに戻し、5回に森田、中井、山﨑で3安打を集めて2点勝ち越しに成功した。直後にヤンキースが1点返すも、6回に楠見西が死球から出塁し、宮本のヒットで2点を追加。6―3で迎えた6回裏、ヤンキースは1点を返し、満塁の好機をつくるなど最後まで粘りを見せるも及ばなかった。

最優秀選手賞には、勝ち越し後の追加点に貢献した楠見西の山﨑大幹(ひろき)選手、敢闘選手賞にはヤンキースの渡辺聡投手が選ばれた。

最優秀選手賞に輝いた山﨑選手(楠見西SC)
最優秀選手賞に輝いた山﨑選手(楠見西SC)
敢闘選手賞に選ばれた渡辺投手(和歌山ヤンキース)
敢闘選手賞に選ばれた渡辺投手(和歌山ヤンキース)

楠見西の宮本祐樹監督(34)は「昨年の優勝チームとして『負けられない』『絶対に勝つ』という思いで臨んだ。序盤は得点につながらなかったが、自分たちのチーム力でいえば打てないピッチャーでもないと思い、沈んだ中でも声をかけ合って結束を強めたのが良かった」と話した。

最優秀選手賞に輝いた山﨑選手(27)は「今大会は、あまり調子が良くなかったが、追加点の欲しい場面で『何とかセーフになれ』という一心だった。ソフトボールを始めて10年。初めて最優秀選手に選んでもらえ、うれしい」と笑顔だった。

閉会式で津村大会委員長は、参加選手をはじめ、大会を支える関係者、審判員の運営に感謝。「若さとパワーあふれる楠見西、経験とベテランの技が光るヤンキース。決勝戦にふさわしい試合を見せていただきました」と両チームの健闘をたたえ「20回の開催に向けて、引き続き皆さまのお力添えをいただければ」と呼びかけた。

優勝、準優勝チームのメンバーは次の皆さん。



【楠見西SC】監督兼選手=宮本祐樹▽主将=松浦昂基▽選手=森田雄大、坂口廉、中岡昭二、山﨑大幹、南直希、吉岡潤平、坂下裕城、江川凌世、鈴木伸明、山本凌嗣、森岡大亮、池島主税、中井将人

【和歌山ヤンキース】代表=松下守▽監督=大野裕造▽主将=堀口昌博▽選手=上荒磯泰宏、馬場章亘、岡博文、蔦尾佳紀、田中健治郎、安見和紀、渡辺聡、中垣亮、橘康行、垣内賢一、田村嘉章