平井さんが一席　県勤労福祉会館写真コンテスト

和歌山県勤労福祉会館主催の第３９回写真コンテストの入賞者が決まり、一席（同館館長賞）に、御坊市の平井俊哉さん（６７）の「真冬の挑戦　冷やっこ～」が選ばれた。

今回は１５０人から２７２点の応募があった。

平井さんの作品は、ことし１月、和歌山市の伊太祁曽神社で行われた「裸詣り」で撮影したもの。

大人が水垢離（みずごり）をする中、「勇気のある人やってみないか」と声をかけられ、一人だけ手を挙げ挑戦した少年野球クラブのメンバーを捉えている。

平井さんは「顔が写らないと意味がない」と急いでカメラの位置を変え、背景に見守る子どもたちが入るような角度を狙い、必死でシャッターを切ったという。

２年前に御坊市の南紀カメラクラブに所属した平井さんは「主人公も後ろの少年もいい表情で、良い条件が重なって撮れた写真」と受賞を喜ぶ。

審査を担当した写真家のａｃｈａさんは「この写真には一瞬のまぶしさ、水の動きの美しさと、子どもの表情、その場の空気が優しく重なり合った思い出になる、心に残る１枚」と評価した。

応募作品は２１日まで和歌山市北出島の同館ギャラリーで展示されてる。午前９時から午後５時（最終日は４時）まで。問い合わせは同館（℡０７３・４２５・３３３５）。

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その他の入賞者は次の皆さん。

【二席・県中小企業団体中央会会長賞】新解雅大（和歌山市）「線状降雪」

【三席・県労働者福祉協議会会長賞】田中康裕（和歌山市）「賑やかな家族」

【奨励賞】東正高▽西本ななえ▽山田隆英

【入選】隂地陽人▽太田信子▽樫山博美▽中野喜美▽宮﨑眞次

【期待賞】笠松康作▽鶴田和輝▽中出聖子▽浜﨑幾美▽森侑貴恵