しもつみかんファン増へ キャンペーン隊がPR

しもつみかんをPRするキャンペーン隊
しもつみかんをPRするキャンペーン隊

和歌山県海南市下津地域の「しもつみかん」のさらなるブランド化と消費拡大を図ろうと、地域ブランド推進連絡会議(岡畑浩二会長)のキャンペーン隊は、同市下津町小南の道の駅海南サクアスで結団式を行い、PR活動をスタートさせた。

しもつみかんは、2006年に地域団体商標登録され、地域ブランド化している。中でも、年内に収穫したミカンを年明けから出荷する「蔵出し(貯蔵)みかん」は下津地域の主流ミカンで、19年2月に「下津蔵出しみかんシステム」として日本農業遺産に認定。25年8月には「有田・下津地域の石積み階段園みかんシステム」が世界農業遺産に認定された。

蔵出しみかんは、12月ごろに収穫した晩生品種のミカンを各農家の畑にある蔵で1~3カ月寝かせて年明けに出荷するミカン。

木造土壁の蔵の中で木箱に入れて寝かすことで、糖度が凝縮、味が濃くまろやかになり長い期間出荷できる。

JAわかやまや生産者、行政などで構成する同協議会の岡畑会長(65)によると、ことしの蔵出しみかんは、昨夏の少雨で糖度が上がり、台風の直撃もなく見た目もきれいでやや大ぶり。昨年に比べ出荷量は少ないが、甘みも酸味もあるバランスが良いコクのある味わいだという。JAわかやま選果場の蔵出しみかんの出荷量は約2500㌧を予定している。

10日に行われた結団式には、神出政巳市長や関係者ら約20人が出席。神出市長は「生産者の尽力により、おいしく仕上がっている。みんなで力を合わせて待っている消費者へ届けたい」とあいさつし士気を高めた。

県農業協同組合ながみね地域本部長の岡野清隆さんは「昨年の世界農業遺産に認定されたことは、地域に対して非常にめでたく、縁起が良いと思っている。おいしいミカンと世界農業遺産をPRしていきたい」と話し、岡畑会長は「蔵出ししもつみかんを多くの人に味わっていただき、ファンを増やしてまいります」と意気込んだ。

キャンペーン隊は、2月28日まで北海道や新潟など全国各地の市場や青果などの卸売会社、各地のスーパーを訪問し、販売促進活動を行っていくという。