大地震に備え組織力向上 海南署が災害警備訓練

通信機器を設置していく署員ら
通信機器を設置していく署員ら

大規模地震発生に伴う大津波警報発表を想定し、和歌山県の海南署は14日、同署や重根交番(同市重根)で災害警備訓練を実施した。重根交番での大規模訓練は初めて。

海南署は津波の浸水想定区域内にあり、津波警報発表の際は重根交番が代替指揮本部となることから、同署から約4㌔離れた同交番へ非常持ち出し品を移動させて2階に本部を立ち上げ、被災者救助訓練や映像伝送訓練などを行った。

同署や警備部機動隊・警備課、海南市役所、紀美野町役場などから約50人が参加。午前9時28分に県沖を震源とする大規模地震が発生し、大津波警報が発表されたとの想定で行われた。

同署員は部屋に資材を運び込み、無線機や地図、パソコンなどを手際よく設置し、海南市危機管理課との無線通信、紀美野町総務課との衛生携帯での通信で伝達の確認を図った。

屋外では、倒壊した建物から2人を救助する訓練が行われ、トヨタカローラ和歌山㈱の協力のもと、屋外で使用するライトなど、電気自動車から給電して電源を確保した。

無線を通じ、本部と現場は被害状況や救助者の詳細を確認し合い、連携を取った。橋本諭署長は「連携の重要性や資材の使い方などの確認ができた。1度だけでなく継続して訓練を続け、組織力アップを図りたい」と話した。