言葉の壁超え心通わす りら高で韓国研修の報告会

和歌山県紀美野町のりら創造芸術高等学校(山上範子校長)は26日、昨年12月に実施した韓国研修旅行の報告会を同校で開催。生徒が釜山や南原市での文化体験や、現地の南原國樂芸術高校との交流の成果を発表した。
取材や交流で得た知見や情報を、生徒たちが制作するラジオ番組「りらじお」などのメディアを通じて発信する力を養う授業「プロジェクト国際交流とメディア発信」の一環。
今回は、一昨年度から交流を続けている同校への訪問について、学びや感じたことなどをまとめた。
報告は、2年生の永石雅音さん(17)、1年生の小幡衣那さん(16)、岩橋桃香さん(16)の3人が中心となり、気が付いたことや、韓国高校生のコミュニケーションの取り方などを紹介した。
これまで同校は迎える側だったが、今回は訪問者として、県の協力のもと、船で5泊6日の日程で訪れた。交流会でりら高は和太鼓やミュージカル、ダンスなどの演目を披露。会場から「かっこいい」「かわいい」と、日本語での歓声があったという。
南原國樂芸術高も伝統楽器の演奏や自作の短編映画を上映。りら生たちは、帽子についた長いリボンを回しながら楽器をたたく伝統芸能の迫力に圧倒された。小幡さんは「韓国の舞台は、お客さんへのアクションも多くて、あっという間に感じて楽しかった。出る側と見る側の姿勢が勉強になった」と言い、岩橋さんは「日本人は空気を読もうと構えてしまうが、韓国の人は興味のあることに対して前向き。不安を吹き飛ばしてくれた」と話した。
他にも、釜山の町並みがカラフルな理由や、生徒間でのSNS交流が続いていること、毎食時にキムチが出たことなどにもふれた。永石さんは「たくさん日本語を使ってくれて温かく迎えてくれた。言葉の壁を超えて心を通わせられた」と話した。


