笑顔あふれるネパール 常田茂さんが写真展

作品の前で常田さん
作品の前で常田さん

和歌山県の紀美野町写真クラブの常田茂さん(84)の写真展「ネパール写真展」が、同町動木の中央公民館2階ふれあいサロンで始まった。4月10日まで。

常田さんは、40歳の頃、原油採掘に関する仕事で、UAE(アラブ首長国連邦)に2年半滞在。持参していた一眼レフカメラで休日に撮影を楽しむうち、写真の魅力にのめり込んだ。

その後、イラクやイラン、モンゴルなど、原風景が残る東南アジアを中心に30カ国以上を訪れて撮影した。元二科会写真部会友、県美術家協会招待作家、海南市美術家協会招待作家などで活躍。

今展では、常田さんが2014年に訪れたネパールの原風景や暮らす人を写した33点を展示。常田さんは「ネパールの人は温厚で、誰でも話の相手をしてくれる。カラフルな色の服を着ていて笑顔があふれている」と話し、棚田やレンガ造りの家、牛を引いて水田を耕し、手で田植えをする様子などを写した作品が並ぶ。

2階建てのレンガ造りの家の前を、頭と手を使って大きな籠で荷物を運ぶ女性を写した写真には、ニワトリも写っている。「1階で動物が暮らし2階に人が暮らす。とても動物を大切にしている」という。 

採れたての野菜を路地で売る様子や集まって談笑する女性たち、祭りを楽しむ人など、現地の人の豊かな表情や、寺院などの写真を紹介。常田さんは「日本の昔の風景に似ている。もう一度行きたいね。1世紀戻ったような風景を楽しんでもらえたら」と話している。

午前9時から午後5時まで。火曜と祝日は閉館。