王将戦で食べてほしいな 児童考案たい焼き候補に

和歌山市雄松町の芦原小学校の5年生12人が考案し、めでたいやき本舗(同市元町奉行丁)が商品化したたい焼きが、17、18日に市内で行われる「第75期王将戦第4局和歌山対局」の勝負スイーツ候補に選ばれた。児童たちは「2人の棋士にぜひ味わってほしい」と期待している。
おととし、同校の6年生が考えた「あんこぅ梅&湯浅醬油ホイップ小倉」のたい焼きが「竜王戦」の勝負おやつの候補となり、藤井聡太棋士がおやつに選んだ。
ことしの王将戦でも藤井棋士が和歌山に来ることを知った児童たちから「自分たちが考えたたい焼きを食べてほしい」との声が上がり、同店の貴志範彦さんに相談。メニュー開発の協力が得られたため、各学年から一つずつ案を出し合い、全児童で投票を実施した。
みかんはちみつ、じゃばらジャムを使ったものなど、六つのアイデアが出され、5年生が考えた「まりひめのいちご大福たい焼き」が最も多く票を獲得。同校が店側に勝負スイーツ部門に出してほしいと依頼し、貴志さんが商品化してエントリーした。
貴志さんが報告のために今月初旬に同校を訪問すると、児童たちは歓声を上げて喜んだという。完成したたい焼きの試食もあった。当初は白いたい焼きの中に粒あんとイチゴを入れたものだったが、貴志さんが勝利を願って生地を紅白カラーにアレンジ。色によって中身が異なり、紅色は白あん、白色は粒あんで、両方にまりひめが2個入っている。
「まりひめのいちご大福たい焼き」のアイデアを出した5年生の前田志弥さんは「こんなにいいのができると思ってなかったのでうれしい。イチゴの甘酸っぱさがたい焼きに合っておいしい」、當銘孝太郎さんは「みんなで考えたものが選ばれてうれしい。見た目もおいしそうで、いい匂い。藤井さんに食べてほしい」と笑顔だった。
貴志さんは「子どもたちと一緒に考えたメニューを候補に入れてくれてうれしい。食べてもらえるか分からないが、子どもたちの思いが込められたたい焼きを両棋士に召し上がっていただきたい」と話していた。


