白石さんが大臣賞 JA共済の交通安全ポスター

受賞作品の前で笑顔の白石さん
受賞作品の前で笑顔の白石さん

「2025年度JA共済全国小・中学生交通安全ポスターコンクール」で、和歌山県岩出市立上岩出小学校6年の白石逞翔(たくと)さんの作品「僕の命を守ったヘルメット」が最高賞の一つである内閣府特命担当大臣賞に選ばれた。表彰式は6日、東京都千代田区のJA共済ビルで行われた。(写真はJA共済連提供)

同コンクールは交通安全思想を広く社会に訴えることを目的に開催され、本年度で54回目。全国から7万3481点の応募があり、その中から大賞に選ばれたのは、同賞を含むわずか12点。

白石さんの受賞作は、自身の事故体験が基になっている。友達の家から自転車で帰る途中に転倒し、背中から地面にたたきつけられて後頭部を強打したが、着用していたヘルメットのおかげで、後頭部は無傷でかすり傷のみで済んだという。

左の膝と腕には今も傷痕が残っており、ヘルメットがなければどうなっていたかという恐怖を身をもって感じた経験が、制作の原動力となった。

作品では、自身の身代わりとなって割れたヘルメットの傷や壊れ具合の描写に力を入れ、当時の緊迫した表情や服の汚れまでを丹念に描き込んだ。

白石さんは「ヘルメットをかぶっていなかったらどうなっていたかを想像して見てほしい」と、自らの経験を通じた切実なメッセージを込めている。

受賞の知らせを聞いた白石さんはとても驚き、その後にうれしさがこみ上げてきたという。将来の夢については「海洋生物の観察をする仕事をしたい」と話している。