「無理せず楽しく」12年指導 ラジオ体操表彰に中川さん

本年度の「ラジオ体操優良団体等表彰地方表彰(個人)」に、1級ラジオ体操指導士の資格を持つ和歌山市の中川聖子さん(82)が選ばれた。中川さんは2014年から手平の和歌山ビッグホエール前広場で毎朝行われているラジオ体操で、講師を担当。本年度の地方表彰(個人)該当者は全国で31人で、県内では中川さんのみ。
表彰は、かんぽ生命保険などが、ラジオ体操の普及奨励に寄与した団体や個人を表彰するもの。
中川さんは1965年にオーストラリアのメルボルンで開かれた第1回世界女子ソフトボール選手権大会で主将としてチームを3位に導いた経歴を持つ。2017年には県内初となる「1級ラジオ体操指導士」に認定され、東京2020オリンピックの聖火ランナーも務めた。同所では12年にわたるラジオ体操の指導で、参加者の健康づくりや地域交流の場を提供している。
式に先立ち、午前8時から行われたラジオ体操では、約50人が爽やかな汗を流した。式では、かんぽ生命和歌山支店の岩波浩二支店長が中川さんに表彰状を手渡し「中川先生は市民、県民の健康増進のためにさまざまなイベントで講師を務められている。かんぽ生命としても健康増進を一番に考えており、その中で率先して取り組んでくださる先生をこれからもバックアップし、健康づくりの輪に貢献していきたい」とあいさつ。県スポーツ振興財団の川口博之館長が「暑い日も寒い日も指導を続けてこられた長年の地道な積み重ねが、本日の受賞につながった。次の目標である全国表彰に向けて、皆さまを代表して先生にエールを送りたい」と述べた。
中川さんは「この表彰は一緒に毎日体操を続けてくださった皆さまのおかげ。朝、最近は思うように動かないこともあるが、無理をせず楽しみながら体を動かすことが、元気に年を重ねる秘訣(ひけつ)。『きょうも笑顔で体操しよう』という気持ちを忘れず、これからも皆さまと一緒に歩んでいきたい」と感謝。また、「いつも皆さんが来てくれるから『自分も頑張らなければ』という気持ちを起こさせてもらえる。続けられる限り皆さんと一緒にラジオ体操を続けていきたい」と笑顔で話していた。



