「5つの笑顔」増やす 尾﨑新市長が初議会で所信

就任後初の市議会に臨んだ尾﨑市長
就任後初の市議会に臨んだ尾﨑市長


和歌山市議会9月臨時会が7日に開かれ、尾﨑太郎市長は就任後最初の議会で所信表明を行った。市長選で訴えた「たくさんの笑顔で和歌山市を元気に」の実現に向け、「働く笑顔」「誇れる笑顔」「地域の笑顔」「子供の笑顔」「支える笑顔」の「5つの笑顔」を増やす市政運営の基本方針を示した。

具体的な政策として、「働く笑顔」では、和歌山ニットをはじめ地場産品の付加価値向上や、国のGX(グリーン・トランスフォーメーション)戦略地域制度で有望地域に選定されたエリアへの企業誘致の加速など、「誇れる笑顔」では、内川の浄化を進め、和歌の浦干潟の再生を目指すことや、沿岸地域の観光誘客促進など、「地域の笑顔」では、既存公共交通の維持や新たな交通手段の整備、高齢者らを支える地域コミュニティの強化など、「子供の笑顔」と「支える笑顔」では、小中学校の給食費無償化の継続、支援を必要とする子どもや家庭へのケア、就労を希望する女性を支援し、家庭との両立を後押しする体制の構築などを挙げた。

尾﨑市長は「市の持つ力と、市民の皆さま一人ひとりの思いを結び合わせることで、誰もが未来に希望を持ち、このまちで暮らすことを誇りに思える、活力に満ちた和歌山市をつくってまいりたい」と述べ、市議会との信頼関係を重視する考えも示した。

臨時議会では、副市長に県空港活性化担当参事の貴志幸生氏(61)を選任する人事案が全会一致で可決され、8日付での就任が決まった。

貴志氏は同志社大学法学部を卒業し、1990年に県職員に採用。企業立地課長、県立医科大事務局長などを歴任し、ことし4月から同参事を務めていた。尾﨑市長とは桐蔭高校の同級生。

議会終了後の記者会見で尾﨑市長は、貴志氏の選任を提案した経緯について、県と協調して政策を推進する考えから、宮﨑泉知事に依頼していたと明かし、自身の意中と宮﨑知事の示した人選が貴志氏で一致していたと説明。貴志氏については「本当に真面目でいい人柄。誰からも好かれている。行政の能力は私より格段に優れている。いろんな面を彼に任せて、私は極力外へ飛び出して和歌山市のセールスをしたい」と期待を寄せた。