世界マスターズ4位入賞 小向さん、高田さん

陸上の世界マスターズ選手権(8月22日~9月3日、韓国・大邸)で、和歌山マスターズの小向耕平さん(51)が走り高跳びのM50クラス(50~54歳)で、高田寛喜さん(46)が三段跳びのM45クラス(45~49歳)で、いずれも4位に入賞した。
海南市に住む小向さんは、高校2年生から走り高跳びを始め、39歳からマスターズ陸上に参戦。M50で1㍍75の県記録を持つ。
今回、世界の舞台に初挑戦し、トップレベルの選手と交流。ライバル同士、互いをたたえ合いながら大会を楽しみ、盛り上がる姿に刺激を受けたと振り返る。
今期の調子は、走る際の足の回転が後方気味で跳躍はできているもののバーに足が引っかかることが課題だったとし、練習では、回転を意識して取り組み、本番に挑んだ。記録は1㍍70。メダルには届かなかったが「今持っている力を出した結果。悔いはない」と話す。
2位だったチェコの選手に「再会しよう」と呼びかけられ、「今回出会った選手にまた会いに、世界の舞台を目指したい。良い忘れ物をしてきた。マスターズ世代に合った跳躍スタイルで忘れ物を取りに行きたい」と意欲をみせる。
また、小向さんには「ずっと勝てない存在」の日本人選手がおり、その選手は今大会で優勝。10月に愛媛県で開かれる日本マスターズの大会で対戦する予定だといい「身近に世界一がいる。うまく競い合い越えたい」と意気込む。

現在、東京で単身赴任中の高田さんは大阪府出身。25歳までボクシングに打ち込み引退。その後は会社員として勤務し、スポーツからは離れていた。
コロナ禍をきっかけに、40歳の時にジムに入会。重量挙げや鉄棒など、米国の軍隊式トレーニングを受け、3カ月続けた頃「体が出来上がり、40代でもここまで伸びるのか」と大会への挑戦を決意した。
ボクシングのトレーニングでも陸上競技の種目を取り入れてきたことから、身近な陸上で挑戦することを決めた。元日本ランキング1位の角山貴之さんの練習会に参加したことがきっかけで、本格的に三段跳びを始めた。
三段跳びを中心に走り幅跳び、100㍍にも挑戦し、これまでに世界大会で三段跳び銀メダル、アジア大会では三段跳び、走り幅跳びともに優勝に輝いている。
三段跳びの自己記録は13㍍07。ことし肉離れを経験し、走れない日々が続いたが「負けたくない。まだできる」と練習を重ねて挑み、今大会では12㍍73を記録した。
「目標は2027年中に14㍍を跳ぶこと。10月の全日本マスターズ優勝、2年後のオランダで優勝する」と力強く話す。技術力を磨き、踏み切りまでの100㍍のスピードアップを目指して練習に取り組んでいる。
和歌山マスターズからは、この他、100㍍と走り幅跳びのM40クラス(40~44歳)に坂本健さん(42)も出場した。



