栄光の歴史胸に未来へ 県水泳連盟が創立100周年

大勢が100周年の節目を祝った
大勢が100周年の節目を祝った

一般社団法人和歌山県水泳連盟(尾崎要二会長)は27日、和歌山市のホテルアバローム紀の国で「創立100周年を祝う会」を開き、会員や関係者ら約160人が参加。五輪メダリストを含む多くの選手を輩出してきた歴史を振り返り、今後の県水泳界のさらなる発展を願った。

同連盟は1925年、旧制和歌山中学校(現・桐蔭高校)にプールが竣工し、全国中学校大会で総合3位となったことで機運が高まり、翌26年に「和歌山遊泳協会」として発足。その後の名称変更を経て、50年に現在の「和歌山県水泳連盟」となった。

県内選手では前畑秀子がロサンゼルス五輪で銀メダル、ベルリン五輪で日本人女性初となる金メダルを獲得。昭和20~30年代には橋爪四郎や古川勝らが世界記録樹立やオリンピックでのメダル獲得を果たしている。1971年の黒潮国体では和歌山県が総合優勝。平成から令和にかけては、パラリンピック銅メダリストの中村智太郎や、世界大会などで活躍した山本耕平、パリオリンピック出場の南出大伸ら、国内外で活躍する人材を輩出し続けてきた。

2023年には一般社団法人化。26年には榎本光時が日本中学新記録を樹立するなど、若手選手も育っている。

あいさつに立った尾崎会長は、同連盟の歩みを紹介。「時代時代において情熱を傾けてきた先輩方の努力が今日の連盟をつくった」とし、長年にわたり県内の水泳競技普及や選手育成、競技会運営を支えてきた関係者に感謝。「100年は通過点であり、次の100年に向けて温かい指導と支援をお願いしたい」と未来へつないでいく決意を述べた。

続いて、来賓の日本水泳連盟の金子日出澄副会長兼専務理事、県スポーツ協会会長の宮﨑泉知事が祝福の言葉を寄せた。また、長年にわたり同連盟の活動に尽力する特別功労賞に12人、功労賞に67人が選ばれ、同連盟の石田真敏顧問からそれぞれの代表者である岩出善夫さん、山本サヨコさんに表彰状が贈られた。

乾杯の発声は兵庫県水泳連盟の中西進会長が務め、参加者は和やかに歓談した。

功労者への表彰もあった
功労者への表彰もあった