阪口君ら県大会へ 少年メッセージ海草大会
中学生が日ごろ考えていることを主張する「少年メッセージ」の2012海草地方大会が16日、海南市海南保健福祉センターで開かれ、10人の生徒が将来へ抱く希望、仲間、自分の生き方について発表。熱意や感謝といった素直な心が感動を呼んだ。野上3年の阪口翔央君、長谷毛原3年の西澤英里奈さんが優秀賞を受賞。7月28日に有田川町のきびドームで開かれる県大会へ出場する。
海草地方青少年育成推進員等連絡協議会 (辻敏弘会長) と海草地方子ども会連絡会 (西川和代会長) が主催。 応募作品総数991点の中から選ばれた海草地方10校の代表者が、 集まった保護者や学校関係者ら約200人を前に堂々と思いを述べた。
十年後の自分へ 法律家を目指している阪口君は 「十年後の自分へ」 をテーマに友達と大切な時間を共有していく中で他人を思う気持ちを学び、 力を合わせたり思いを受け入れ合いながら何かをやり遂げることが 「未来の自分に誇れる大切なことになる」 と熱弁。
「法律家になりたいのは法律が弱者のためのものであってほしいとの思いから」 とし、 「かなわない夢じゃない。 そのためにやらなければいけないことも半端じゃない。 10年後の自分が胸に (検察官の) 『秋霜烈日』 のバッジを付けて法廷に立っていられるように、 さあ、 これからやらなきゃいけないことに確実に取り組んでいこう」 と力強く誓った。
感動できる自分に 運動会のダンスに積極的に取り組む西澤さんは 「感動できる自分・感動を与えられる自分へ」 をテーマに1、 2年時の練習や本番、 りら創造芸術高等専修学校の演劇鑑賞から 「みんなで一つのことに協力して一生懸命取り組むことがどれだけ大切かを学ぶことができた」 とし、 今後へ 「協力することを大事にしながらいろんなことに挑戦して達成感と感動を味わい、 自分以外の人にもその感動を分かち合ってもらいたい」 と抱負。
「そのためにはまず自分を信じ自分を表現しながら多くの経験や人と接することを通して感動できる自分、 感動を与えられる自分になりたい」 と締めくくった。
3人に奨励賞 海草地方中学校校長会の小畑一会長ら7人が審査。 優秀賞の他、 「三年生として」 をテーマにした栗本麻加さん (第三3年)、 「心を変える環境」 の坂本紘太君 (巽3年)、 「ある出会い」 の田中佑奈さん (下津第二3年) が奨励賞に選ばれ、 他の鈴木智子さん (海南3年)、 宮﨑桜さん (亀川3年)、 浦中瑞季さん (美里3年)、 馬場美咲さん (下津第一3年)、 清水千加さん (東海南3年) は入賞となった。
=優秀賞の阪口君 (前列右から3人目) と西澤さん (同6人目) と発表生徒ら