ペイントアートのさとうさん 元寺町にギャラリー
国内外で活躍する宮城県のペイントアーティスト、さとうたけしさん(35)が17日、和歌山市元寺町にギャラリー「www(ワールドワイドウェブ)ギャラリー・ジャパン」をオープンする。今後は宮城と和歌山を拠点に活動を展開していく。さとうさんは「和歌山と東北の架け橋になるとともに、活動を通じて両方の良さを国内外に発信していきたい」と話している。
5月に市内のライオンズクラブが主催した東日本大震災復興支援イベントに、ゲストとして参加したのがきっかけ。
さとうさんは19歳で単身渡米し、壁画技術を独学で身に付け、国内外のテーマパークやレストランなどの壁画を手掛けている。ローラーだけで描くライブは海外メディアからも注目されており、震災後はフランスや米国など海外のチャリティーイベントに積極的に参加して寄付を募ったり、子ども向けのイベントを開いたりと、積極的に活動を続けている。
6月の韓国万博にも日本代表として招待され、約1000人の観客を前にパフォーマンスを披露した。ギャラリーでは、ローラーで描いた花や風景、人物の作品を展示する他、さとうさんのアトリエも併設し、創作活動の場ともなる。さとうさんは「自分のパフォーマンスを追求し、一人でも多くの人に見てもらうことで、夢や感動を与えたい」と話している。
開館時間は午後1時から4時(日祝休み)。予約制。問い合わせ、予約などは同ギャラリー(℡0734946209)。