5年連続で優秀選定 和歌山県の政策
先月、 香川県で開かれた全国知事会議で、 県の景観保全に関する政策が 「地域振興分野」 で優秀政策に選ばれた。 県の政策が優秀政策に選ばれるのは、 平成20年度の選定開始以来5年連続。 県政策審議課によると、 毎年優秀政策に選ばれるのは全国的に珍しいという。
全国知事会では、 地方の政策立案能力の向上を図るため、 都道府県の先進的な政策をインターネット上で共有・切磋琢磨する 「先進政策バンク」 を運営。 そこに登録されている約2600件の政策の中から、 有識者が評価・審査し、 ことしは8分野24件の優秀政策を選んだ。
県の優秀政策は 「住民要請に基づいた景観上支障となる廃墟対策~景観支障防止条例の制定~」。 同条例は、 県の空き家率が全国3位と高いことから、 景観保全のためにことし1月に施行。 空き家を廃墟にさせないための所有者の努力義務を規定し、 景観に支障がある場合は周辺住民が共同で除却などの措置を取るよう知事に要請できるなどと定めている。
県の優秀政策はこれまで、①ほんまもん体験②わかやま透析安心メール③休日子育て相談(育児相談サロン)④空から知る危険~土砂災害航空写真マップ~⑤全国初の木質パウダー燃料で木質バイオマスの地産地消が選ばれている。