元和歌山県議会議員 岡本 保氏が死去
元自民党県議会議員で県相撲連盟会長などを務めた岡本保(おかもと・たもつ)氏が21日午後8時50分、虚血性心疾患のため和歌山市の自宅で死去した。89歳。同市出身。自宅は和歌山市西庄633。通夜は23日午後7時から、告別式は24日午前11時から同市榎原239の1、セレモニーホール榎原斎霊殿で。喪主は長男・賢司(けんじ)さん。
箕島商業高校時代から相撲で活躍し、関西学院大学では全国大会団体優勝。戦時の学徒動員、シベリア抑留を経て帰国後は県職員となり、昭和26年に県庁相撲部を結成。現在まで実業団相撲界で活躍する同部の礎を築いた。46年から平成15年まで県相撲連盟の会長を務め、後進の指導や県相撲界の発展に尽くした。
政治家としては、昭和34年の県議選初出馬から連続9期当選し、54~56年には議長を務めた。自民党県議団に所属し、57年から平成5年まで同党県連会長、その後も顧問、相談役などを歴任。昭和53年に藍綬褒章、平成6年に勲三等旭日中綬章を受章した。