9月4日は「くじらの日」 松源でフェア

 日本記念日協会は、ことしから9月4日をクジラの日に制定した。これに合わせて、㈱松源(本社=和歌山市田屋、桑原一良社長)は4日、全店舗で「クジラ祭」を開催。切り分けられたばかりの新鮮なクジラの赤肉などが平常時より多く店頭に並んだ。

 大海原を泳ぐクジラの赤肉は、バレニンという抗疲労効果があるとされるアミノ酸が多く含まれ、禁止された牛レバ刺しなどの代替品としても注目されている。和歌山インター店(石本圭史店長)では、南氷洋で捕れたミンククジラの赤肉ブロック、さらしクジラ(尾の皮部分)、ベーコンが並んだ。ブロックは、店内で刺し身やユッケなどにしてもらえる。

 クジラは味がしっかりしており、刺し身で食べると、肉のような味わいを楽しめる。同店によると、和歌山ではショウガじょうゆで刺し身を食べることが多いという。

 石本店長(30)は「今は給食で出ないので若い人たちは食べる機会が少ないと思う。ぜひ、一度食べてもらい、おいしさを知ってもらえたら」と話していた。