がん闘病の実話本、2LCが中学校などに寄贈
紀の川市内の中学生に命の大切さや尊さをあらためて認識してもらおうと、那賀ライオンズクラブ(山田正彦会長)と紀の川サンビューティライオンズクラブ(児玉かよ子会長)は5日、少女のがんとの闘病を描いた『育子からの手紙』計27冊を、市内7中学校などに贈った。
13歳でがんになった少女が15歳で他界するまで、夢を諦めずに病気と闘い続ける希望と勇気を題材にした文科省特選の実話。映画化されており、11月19~21日に各中学校で上映も行う(鞆渕中は荒川中と合同で観賞)。
贈呈式が市役所貴志川支所で行われ、山田会長が各校長に本を手渡した。市校長会の橘公彦会長は「この本の重さは励ましの重さであるとともに、責任の重さでもあると思っている。子どもたちの心身の健やかな成長に寄与したい」。山田会長は「市内からいじめがなくなり、希望を持った子どもたちに育ってくれれば」と話していた。