これからも地域と共に 一峰会が10周年式典
障害者就労支援施設を運営する海南市重根、 社会福祉法人一峰会の設立10周年記念式典が20日、 海南商工会議所であり、 関係者ら150人が出席して祝った。
西川清晴理事長は 「障害がある人のもっと働きたい、 友達がほしい、 豊かに暮らしたいという願いの下、 ここまでこられましたのは皆さんの理解や支援のおかげ。 これからも作業所と地域を結び付けていただき、 地域の一員として認められながら安心して普通に働き、 暮らしていくという願いが実現できるまちづくりを目指し、 着実に歩んでいきたい」 とあいさつ。
仁坂吉伸県知事 (代読)、 神出政巳海南市長、 阪口直人衆議院議員が祝辞を寄せ、 和歌山市の社会福祉法人一麦会、 田中秀樹理事長が 「障害者の生活と作業所」 をテーマに記念講演を行った。
昭和60年に無認可の海南福祉共同作業所として出発し、 平成14年に法人化してかたつむり共同作業所を開設。現在、ぱん工房かたつむり(重根)、おかし工房桜和(野上新)、 あすなろ共同作業所(阪井)、グループホーム日向(重根)を運営しており、 利用者は100人を超えている。 来年春に第2グループホームが完成予定。 10周年記念のレセプションでは乾杯の後、 立食パーティーがあり、 利用者がスピーチを行った。