和商が個人・団体でV 和歌山県高校ワープロ大会

 商業を学ぶ高校生がワープロ技術を競う第32回「県高校ワープロ選手権大会」(県商業教育研究会主催)で、県立和歌山商業高校ワープロ部(平田弦部長)が個人と団体の部ともに1位に輝いた。県内7校29人が出場。団体では7年、個人では9年ぶりの優勝となる。同部は来年5月6日に奈良県立朱雀高校(奈良市)で開かれる第31回「近畿地区高校ワープロ競技大会」に出場する。

 競技は用意された原稿を、 制限時間10分間でどれだけ早く正確に打つかを競う。 打ち間違いなどのミスは減点になる。

 大会は新翔高校 (新宮市) で開かれ、 和商からは平田部長 (16)、 岩崎喬君(16)、 角井一哉君(16)、 黒澤知佳さん(16)、堅千尋さん(15)、 田中証子さん(15)、 西川友紀子さん(15) の7人が出場。 個人の部は1位に岩崎君、2位に平田部長、 4位に西川さん、 5位に角井君が入った。

 団体の部は各校の個人の部の上位3人がチームになって競う。 緊迫した空気の中、 同校は純打数3669字で、 2位の笠田を純打数883字引き離した。

 平田部長は「優勝を目指してみんなで頑張ってきた。 部活での練習より打数が少ないけど1位になってうれしい」、 個人の部で1位になった岩崎君は「先輩と競い合う関係が優勝につながった。 初心を忘れず、 今後も早く打てるように練習していく」 と喜びを語った。