24チーム熱戦 新報杯ソフトボール大会

 本紙創刊20周年記念・第3回わかやま新報杯ソフトボール大会(津村周大会委員長)が25日、和歌山市のせせらぎ公園を主会場に開幕した。オール河内長野を含め県内外から24チームが参加。初戦から白熱したゲームが繰り広げられ、4強には2連覇を狙う和歌山ヤンキースをはじめ、榎本林業、和歌山レジェンド、オールスターズが名乗りを上げた。準決勝、決勝は12月9日、加太球場で行われ、白球をめぐる好試合が期待される。

 開会式には全チームが集合。あいさつに立った津村大会委員長は、大会運営に携わった愛好会への感謝とともに「けがのないように準備運動を行い、気持ちのいいプレーでソフトボールを楽しんでほしい」と選手たちを激励。市ソフトボール協会の長坂隆司会長も、栄冠を目指す選手たちの頑張りにエールを送った。

 選手を代表してヤンチャーズの田村憲之主将が「尽力してくれた皆さんに感謝の気持ちを忘れず、1戦1戦に全力でプレーする」と力強く宣誓した。

 試合はせせらぎ東球場や田井ノ瀬球場を含め6会場に分かれて行われ、せせらぎ公園Aゾーンでの開幕戦では古屋クラブとヤンチャーズが顔を合わせた。

 初回に2点を先制した古屋をヤンチャーズが追い上げ、同点で迎えた4回、古屋は無死満塁の好機に走者を残しながらつなぐ打撃を徹底。8点を挙げるビッグイニングで試合を決めた。同ゾーンでは3回戦で榎本林業が古屋を1点差で下し、4強入りを決めた。

 前回優勝の和歌山ヤンキースは若手と壮年の2チーム編成で臨んだ。若いヤンキース16は2回戦で涙をのんだが、和歌山ヤンキースは初戦から玉置の本塁打が飛び出すなど長打力を発揮。和歌山フェローズとの3回戦では5―5の同点から、渡辺の劇的な満塁サヨナラ本塁打で、準決勝に進出した。準決勝の第1試合では榎本林業と和歌山レジェンド、第2試合は和歌山ヤンキースとオールスターズが対戦する。初日の試合結果は次の通り。

 ◇1回戦=古屋10―4ヤンチャーズ▽榎本林業7―1グレート▽オール河内長野15―4貴志▽城北5―4和歌山県庁▽三菱電機11―7タイムズ▽宮前球遊8―1市役所スピリッツ▽マスターズ弁慶15―3フラッシュミックス▽オールスターズ11―0シカゴホーネッツ

 ◇2回戦=古屋7―4ヤンキース16▽榎本林業14―5ドエンサス▽和歌山レジェンド2―1オール河内長野▽名草ダンディーズ7―4城北▽和歌山ヤンキース13―0三菱電機▽和歌山フェローズ3―2宮前球遊▽楠見西2―1マスターズ弁慶▽オールスターズ12―4中之島ビンテージ

 ◇3回戦=榎本林業2―1古屋▽和歌山レジェンド10―1名草ダンディーズ▽和歌山ヤンキース9―4和歌山フェローズ▽オールスターズ8―6楠見西