大規模地震に備え 17日和歌山市で「県民集会」
和歌山大学の学生やボランティアらでつくる 「守ろう、 わかやま!!」 実行委員会 (今井里香実行委員長) は17日、 和歌山市内2会場で 「今、 和歌山に地震が!! ~災害から命を守る 『生きる』 ための県民集会~」 を開く。 東日本大震災を機に和歌山の防災体制を考え直し、 東南海・南海地震などの大規模地震に備えるのが目的。 セミナーや講演を通して、 災害に強いまちを築くための助け合いの精神を高める。 入場無料。
昼の部 (午後2時~、 和歌山ビッグ愛) は子どもと母親が対象。 「稲むらの火」 の紙芝居、 自衛隊和歌山地方協力本部の講話、 「子どもを守るお母さんの防災セミナー」 などがある。
夜の部(6時50分~、 ホテルグランヴィア和歌山)は社会人が対象。 佐藤正久参院議員の講演 「私たちが守るべきもの」、 同大学防災研究教育センター・此松昌彦センター長の講義 「和歌山に必ず起こる直下型地震と津波地震」 の他、 自治会、 企業、 自主防災組織による防災活動発表会がある。
ポスターと冊子のイラストを描いた市立和歌山高校2年生の堀端梨帆さん(17)は 「性別や年齢に関係なく、 みんなが一丸になれば災害を乗り越えられる」 というメッセージを込めて制作。 若者を中心に描くことで 「自分たちの世代がやる」 という自覚を表現した。 実行委の臼井康浩事務局長(46)は 「一人でも多くの人に参加していただき、 知識を養うことで震災に備えてほしい」 と呼び掛けている。 問い合わせは実行委事務局(℡070・6925・1889)へ。 防災活動発表会の発表者は次の皆さん。
片男波自治会防災部・玉置成夫防災部長▽太洋工業㈱・清原旭業務部長▽串本防災クラブ・今福廣司顧問