車で女児はねた疑い 72歳逮捕

 昨年10月17日、紀の川市粉河の県道粉河加太線で、信号待ちをしていた女児2人に軽乗用車が突っ込み、女児1人(当時8歳)が死亡した事件で、岩出署は7日、車を運転していた紀の川市中津川の清掃作業員、亀岡幸美容疑者(72)を自動車運転過失致死傷の容疑で逮捕した。

 同署によると、現場は見通しのいい片側1車線の2車線で、児童2人は歩道にいたという。車は1人の女児をはねた後、もう1人の女児(当時7歳)と衝突。女児は右胸熱傷など約1カ月のけがを負った。

 同署は所要の捜査を実施し、骨盤骨折などの重傷で入院中だった亀岡容疑者の回復を待ち、同日、逮捕したという。事故原因は調査中で、亀岡容疑者は「事故は起こしたが状況を覚えていない」と容疑を一部否認しているという。