イーグルス優勝 ボーイズリーグ高石大会
全国の強豪が激突する日本少年野球連盟ボーイズリーグ(小学生の部)第35回高石大会が、 このほど大阪・高砂グラウンドを主会場に開かれ、 和歌山イーグルスが優勝した。 打線好調のイーグルスは、 1回戦から決勝まで4試合全てで先制点を奪い、 有利な試合を展開。 決勝の富田林戦では森岡、 山縣、 山田がともに3安打を放ち、 15安打の猛攻で12―2と圧勝した。 3月に行われる全国春季大会県予選に向け、 幸先良いスタートを切った。
◇1回戦
イーグルス
0005005
0000000
浜寺
◇2回戦
イーグルス
0000202
0000101
全泉州
◇準決勝
イーグルス
3000003
0010001
岸和田ヤンチャーズ
◇決勝
イーグルス
2120712
010012
富田林
初戦の浜寺を5―0の完封で破ったイーグルスは2回戦で、 これまで選手権大会で2回、 春季大会で1回の全国制覇を達成している全泉州と対戦した。 イーグルスはエース森岡が力投、 4回まで両チーム無得点の息詰まる試合は5回、 坂部の内野安打を足掛かりに2死3塁とし、 山崎の右前適時打で先制。 なおも連続盗塁の山崎が3塁に進み、 山田が左翼前に運び2点目を挙げた。 終盤、 全泉州の反撃を1点に抑え、 接戦を制した。
準決勝の相手は、 今季の選手権大会で快勝した岸和田ヤンチャーズだが、 全国大会の雪辱に燃える岸和田の粘りに苦戦。 初回に先頭打者・前谷の左翼越え3塁打が飛び出し、 森岡、 山縣、 田尻と続く3安打で3点を先取したものの、 以降は得点が奪えず、 打たせて取る森岡の巧みな投球と堅実な守りで、 岸和田打線に1点を許しただけで逃げ切った。
厳しい2試合を勝ち上がったイーグルスは、 決勝で打線が爆発。 初回に森岡、 山縣の連打で2点、 2回には田尻の内野安打をきっかけに1点を加えた。 勢いに乗るイーグルス打線は3回に4連打で2点、 5回には坂本、 和田を連打を口火に3本の2塁打を含む6安打で7点を追加、 富田林をパワーで撃破した。
イーグルスの中谷監督は 「ベスト4になった選手権で、 見つかった課題を克服するため練習してきたが、 なかなか実戦でかみ合わなかった。 今回攻守にわたりやっといい結果が出た。 苦しかった試合もミスなく頑張り、 競り勝つことができた。 昨年は果たせなかった春季大会県予選に勝って、 全国へみんなと行きたい」 と確かな手応えを示した。
《和歌山イーグルス》代表=北村幸三▽監督=中谷孝志▽主将=森岡星音▽選手=山縣力斗、 前谷風希、 田尻和輝、 山崎太雅、 和田孝生、 高井翔馬、 澤田和樹、 早稲田光翼、 山田佳吾、 坂部楽世、 坂本龍紀、 井上駿佑、 増田翔麻、 打越壮真、 表侑紀、 田村兼剛、 佐竹秀斗、 島崎柊大、 玉置梨央花、 中南宇翔、 坂部大翔、 梶谷恒太、 玉置海翔、 島崎希隆、 小西隼翔