城善建設に「アントレプレナー大賞」 和歌山県経営者協
独創的で市場性のある新ビジネスを展開する企業や経営者をたたえる県経営者協会の「アントレプレナー大賞」に、城善建設㈱(和歌山市十番丁、 依岡善明代表取締役) が輝いた。 また同協会が昨年度創設した、 地域経済発展に向けて頑張っている先進的な女性経営者をたたえる初の 「キラリ! 輝く女性ビジネス大賞」 には、 ㈱ふみこ農園 (有田川町、 成戸文子代表取締役) が選ばれた。
同協会によると、 城善建設はバブル崩壊後、 ローコスト住宅の導入で事業を拡大させ、 住宅業界に価格破壊の旋風を巻き起こした。 その他、 コンサルティング事業、 IT教育、 人材教育などの情報通信事業や食堂運営業務なども手掛け、 多彩な能力と今後の事業拡大の可能性が評価された。
ふみこ農園は、 県の特産品を使った数多くのヒット商品を生み出し、 その品質は国内外で高い評価を得ている。 また商品開発だけでなく、 地域活性化や女性が活躍できる環境づくりに注力していることも表彰制度の趣旨に合致した。
両社は22日に同市のモンティグレ (ダイワロイネットホテル和歌山) で開かれた第75回定時総会の席上で表彰された。
「環境に柔軟に対応」定時総会で細江会長 総会には会員約130人が出席。 同協会の細江美則会長は 「経済状況は依然として不透明な状況が続いているものの、 アベノミクス効果で輸出などで改善の兆しが見える。 県内企業は円安による原材料の価格の上昇で、 一段と厳しさを増しているのが実態だが、 紀南大水害の復興や和歌山国体の開催など活力アップに向けた明るい展望なども見え始めてきている。 協会としても、 めまぐるしく変転する環境に柔軟に対応し、 みんなに役立つ情報をいち早く提供できるよう努めていく」 とあいさつ。
本年度の事業計画や収支予算、 副会長に福田順太郎 (南海電気鉄道㈱和歌山支社長)、 理事に学校法人田原学園の田原サヨ子学校長を加える役員人事など7議案全てが承認された。