粉河で1500株の花壇完成 神社と住民協力
紀の川市粉河地区の住民ら約10人は、粉河産土(うぶすな)神社(同市粉河、中山淑文宮司)付近にある市の土地に、ニチニチソウやマリーゴールドの苗1500株を植えた。
同市が展開する事業「花いっぱい運動」の一環。定期的に市の土地の草刈りをしていた中山宮司が、地区住民と協力して竹などが生い茂っていた敷地約170平方㍍の整備を6月初旬から開始。ヒノキの間伐材を利用して花壇を作り、同月末に完成した。
敷地の下段には花壇を7つ設置。白や紫などのニチニチソウを植えた。また上段中央部には近くに同神社があるという意味を込め、マリーゴールドで鳥居の形に仕上げた。また鳥居の周囲にはコスモスの種も植えており、今秋に開花する予定。現在、花は満開を迎え、鮮やかな色が市民の目を楽しませている。
同神社のみこ・木村美香さん(17)は「たくさんの人に見てもらいたい。これを機に参拝者も増えるとうれしい」と話していた。