24日から米国遠征 由良シニアの三橋君
一般財団法人日本リトルシニア中学硬式野球協会の選抜米国遠征メンバーに紀州由良シニアの三橋勇太君(15)=城東中3年・和歌山市木広町=が選ばれ、米国各州代表やプエルトリコが参加する「2013全米選手権大会」に日本代表として出場する。
米国遠征は24日から8月6日まで14日間。大会はそのうち9日間、イリノイ州クリスタルレイク市で開かれる。遠征メンバーは全国7連盟の推薦等で18人。三橋君は関西連盟131チームの中から3人の枠に入った。
三橋君は174㌢・83㌔、右投げ右打ちの遊撃手。小4から軟式の新南大新ファミリーズで野球を始めた。中学入学後は硬式のヤングリーグ、和歌山ビクトリーズでプレー。中1の冬から紀州由良シニアへ移り、新チーム発足後から不動の4番に座る。昨秋から主将となり、チームをけん引。投手や捕手を含めて全ポジションをこなせる野球センスもあり、関西連盟の目に留まった。
元高校球児で現役プロ競輪選手の父・政弘さん(42)譲りの恵まれた体格を生かした豪快な打撃が持ち味。一日500本以上の振り込みを欠かさず、由良町民運動場での練習では90㍍の左翼フェンスを軽々越す打球を放つ。
自身初の海外遠征へ「本場の野球を間近で勉強し、自分のため、チームのために持ち帰る」と抱負。「由良、和歌山、関西、日本の代表として恥ずかしくない、相手を驚かすようなプレーをしてやる。どんな形でもチームの勝利に貢献したい」と自慢のバットに活躍を誓っている。