スポーツ功労 髙橋次夫さんに文科大臣表彰

 地域のスポーツ振興に顕著な成果を挙げた個人をたたえる文部科学省「平成25年度生涯スポーツ功労者表彰」に、本紙エリアからは県ウエイトリフティング協会副会長の髙橋次夫さん(66)=和歌山市=が選ばれた。本年度は全国163人(男132人、女31人)が選出され、来月11日に東京で表彰式が行われる。

 宮城県出身の髙橋さんは昭和45年に日本体育大学を卒業後、県立和歌山北高校の教諭に。同校と転任先の県立和歌山工業高校合わせて、定年退職までの38年間、ウエイトリフティングを指導した。

 昭和63年から同協会副会長を務めている他、県教委の「きのくにエクセレントコーチ」として和歌山工業高校で競技力向上を図っている。

 指導に当たっては「『和』をモットーに、部員が仲良く、良きライバルとして練習に励むことが大切」と髙橋さん。表彰を受け、「自分にはもったいない。突然の知らせに驚きましたね」と話し、「2年後の和歌山国体に向けて、少年の部で総合優勝が狙える部員を育てたいですね」と抱負を語った。

 本年度、県内からは田辺市のNPO法人会津スポーツクラブ理事長、菅井繁實さんも同表彰に選ばれている。